2-C10 撥音楽器のスケール練習における拍ずれの可視化システム
内田裕也(芝浦工業大学) 井尻敬(芝浦工業大学)
デモ動画
https://scrapbox.io/files/639ab470573488001e01eaa6.mp4
概要
本研究では,楽器演奏における正確なリズムを身に着けられるスケール練習の支援を目的とし,撥音楽器におけるアタックの瞬間の微小なずれを可視化できる『拍チューナ』を提案する.提案システムはメトロノーム機能を備えており,ユーザは提案システムの出力する拍の音に合わせて 30 秒から 1 分程度スケール練習を行う.するとシステムは,スケール練習時の演奏音からアタック音を検出し,正しい拍と実際の演奏とのずれを可視化する.さらに,繰り返し練習におけるずれの傾向を把握できるよう,1 小節の各拍に対応するアタック音の平均位置と分散を正規分布を用いて可視化する.提案システムを使用することで,演奏時の微小なリズムのずれや,リズムがずれやすい拍を確認できるようになり,リズムに関する効率的な練習ができると期待される.
楽器演奏において,正確なリズム・ピッチで演奏することが重要
⇒リズムのずれは気づきにくい
正確なリズムを身に着けられるスケール練習の支援を目的とし,楽器のアタックの瞬間のずれを可視化するシステムを提案
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